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理事長所信

【はじめに】
 1958年9月16日、栃木の地に初代理事長 佐藤幾郎先輩率いる33名の志高き青年によって栃木青年会議所が創立されました。この年、長年日本の象徴ともなっていた、東京タワーが完成し日本にも、このまちにも、新しい活気があふれようとする年だったと思います。
 栃木青年会議所は本年、60周年という節目を迎えます。今日の栃木青年会議所があるのは、ひとえに先輩方の「情熱」があったからだと思います。自分たちの住む「まちへの情熱」、志を一緒にする「仲間への情熱」、これら情熱を絶やすことなく、明るい豊かな社会の実現に向け、自ら率先して行動し続けてきたからです。先輩方が積み重ねてくださった運動は我々が今、目指すべき場所への道しるべとなっています。常に感謝と尊敬の念を忘れずに、各々が抱く信念に基づき時代の変革と向き合いながら、次の70周年に向けて邁進していきます。


【報徳の精神】
 今では、学校であまり見かけなくなった、二宮金次郎の像。薪を背負いながら、本を読む姿を前に勤勉であることの重要性を親に諭されたことを憶えています。この二宮金次郎(尊徳)は報徳の精神を説いています。「私利私欲に走るのでなく社会に貢献すれば、いずれ自らに還元される」「物や人そのものに備わっている長所を生かし社会に役立てていく」
 栃木市を襲った、未曽有の大水害。2015年9月のことでした。大雨は、市内を中心に甚大な被害を及ぼしました。栃木青年会議所が核になり、すぐにボランティアセンターを立ち上げました。栃木青年会議所メンバーだけでなく栃木ブロック協議会のメンバー、遠くは四国から駆けつけてくれたメンバーもいました。青年会議所活動は報徳の精神で行わなければなりません。人と共に生き、地域に生かされている、だからこそ報徳の精神を忘れてはいけないのです。


【60周年】
 現役メンバーの道しるべとなり59年の長きにわたり支えてくださったOBの皆様、そして我々の活動に深くご理解を頂いている各諸団体様に感謝を伝え、敬意を表し、次の世代に想いを繋ぐ記念式典の開催をします。


【人口減少に歯止めをかける】
 2015年に「栃木市まち・ひと・しごと創生総合戦略有識者懇談会」に参加させていただきそこで目の当たりにした未来の厳しい現実…。それは人口減少問題です。2008年から始まった人口減少は今後も加速的に進んでいき、栃木市の人口16万2千人が2060年には8万6千人に減少してしまう統計がでています。あと半世紀で約半分の人口になってしまいます。人口が減少してしまうと様々な弊害がおこります。
生活利便性の影響、雇用の減少、コミュニティーの希薄化、等の問題があるといわれています。それは地域の魅力が失われてしまう事になってしまいます。青年会議所は地域に向き合い、地域に根ざした活動をしていく団体です。未来の担い手である子どもたちに、今よりも魅力があり、活気あふれる地域を継承させなければなりません。加えて、人口減少問題に対して青年会議所だからこそ行える、青年会議所らしい事業の展開を模索し実行する必要性があります。


【自慢のできる地域の創造】
 地方圏では大都市圏への人口流失が加速しており、特に若者の流出が激しいのが現状です。私たちの住むまちも同じです。最大の理由は良質な雇用機会の不足(雇用の問題)です。若者の希望する仕事や企業がない為に大都市圏に流出してしまいます。しかし、それだけでなく郷土に対する愛着も理由の一つだと考えます。多くの人が生まれ育ったまちに住み続けたいと思っています。地元への愛着が強いほど地元への居住を希望する傾向が多い、とのアンケート結果があります。郷土愛を育む為には人と人との絆を深める事、また地域の文化や歴史に興味を持ち自分のまちを好きになることが大切です。そして各々が地域の魅力を各地に伝播することが自慢のできる地域の創造につながると考えます。


【JC発信】
 私たちの活動エリアで栃木青年会議所の活動内容を知っている方はどれだけいるのでしょうか?もしかすると1割も満たないのかもしれません。様々な活動をするにあたり多くの方に認識をしていただくのは、今後の事業成功を左右する大きな要素にもなりえます。その為には栃木青年会議所のブランド力を高める必要性があります。我々の活動や運動を幅広い層の方から、多くの賛同を頂きファンを増やしていかなければなりません。そのための広報活動は非常に重要で戦略的かつ効果的な手法で行なう必要があります。現代では情報の発信方法は多様化してきています。様々な層に合わせたしっかりとした広報活動が栃木青年会議所のブランド(存在価値)を高め、社会的信頼、新規会員の獲得に繋がります。


【会員拡大】
 創立当初から継続している運動、それは会員拡大です。一見、単純そうな運動ですが、奥深く、今まで会員拡大会議を重ね様々な手法で行ってきた結果、ここ数年で一定の増加につながり、今日までに100人もの組織となりました。青年会議所活動はたくさんの学びや、気づき、普段体験のできないような経験を通じ、個人の資質向上に繋がります。これはこれからメンバーになる人を含め大きなチャンスなのです。せっかく青年会議所の門を叩いたのなら、地域から必要とされる憧れの青年に育てましょう。人づくりがやがて会員拡大に繋がります。


【未来ある子ども達へ】
 困難にぶつかった時、誰しも投げ出したくなるものです。未来ある子ども達が自分の夢の実現に向け、歩き出した時、もし大きな壁にぶつかって立ち止まることを余儀なくされたら…。ぜひ、あきらめないで挑戦して欲しい。成長の過程の中で常に高みを目指し、努力を積みかさねる事の大切さに気付き前進してもらいたい。
「Dream can do, Reality can do.」~夢を描けるならば、それは実現できる~ この言葉を信じて。


【むすびに】
 社会は常に変化しています。適者生存の法則で、日々変わりゆく時代の中で変化し、適応できたものが生き残ります。しかし、変化していく事も重要ですが、ゆるぎない信念を持ち続ける事、そして次の世代に繋ぐ情熱こそが明るい豊かな未来に近づくと考えます。今、私たちは先輩たちが残してくれた道しるべによって着実に進むことができています。進歩をもたらすのは飽くなき挑戦です。メンバー一人ひとりが積極的に挑戦して欲しいと思います。そして、我々の活動という名の挑戦が未来の道しるべとなるよう、邁進していきます。